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Channel: 山紀建設な日々
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広島土砂災害から1年に際し

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ども、山紀です。

 

さて、ちょうど1年前の今日、平成26年8月20日に広島県で記録的な豪雨が
悲惨な土砂災害をもたらしました。

この災害によって亡くなられた方は74名、これとは別にお腹の中にいた胎児が1名
救助最中に殉職された消防隊員さんが1名だったと記憶します。

私も正午に合わせて事務所で黙祷を捧げました。

 

ただ当時、広島から離れた三重県ではニュースはそれほど多く伝えられず、広島やその周りにいる
友人達からの電話やSNSの書き込みで徐々に深刻さが伝わってきたのを覚えています。

 

あのときは気がついたら現地に出向いてました。

それまで、東北大震災、三重県南部台風12号土砂災害など、災害復旧活動には
多少なりと尽力してきたつもりですが、何か広島のそれは僕の心に強く響いています。

それまで個人として依頼を受けて災害復旧に出向き、お力添えをさせていただいていたのが
この広島では重機や機材を駆使し、技術を出し合う仲間やその形に出会うこととなりとても勉強になりました。

 

建設業と言う職に就き、お金を動かして経営をしているわけですが、銭金ではなく
この技術を必要とされる方々の要望や期待に応えることを第一にやってきたつもりで、
この時ほどこの職に就いた事の使命感を味わったこともありませんでした。

 

その後も白馬地震災害もありました。
これからもどんな災害が起こるか。まして、東海・東南海・南海地震が3連動で発生した場合の
この志摩地方の災害予想を見ると悲観的にならざるを得ません。

いつも言うことですが、先に被害に遭われた方々と同じ目に遭ってしまってはその方々が浮かばれません。
そうならないよう、この災害を風化させることなく教訓を常に生かし続けることで
いずれ来るとされる大災害に備え、被害を最小限に食い止めることが
残された私たちに出来る、するべきことじゃないかと考えます。

 

そんなことを改めて考える1日でした。

 

 

 




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